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里山ドリームハウスDIY 家づくり編⑨


「仕事も暮らしも田舎にしシフトして、理想のファーマーライフを実現できる住まいをつくりたい!」 Ⅰくんの想いを受け始まった、里山ドリームハウスDIY計画

 

いろいろな香り漂うIくんの里山です。

梅も実が生り、ミツバチも元気に飛び回って、春真っ盛りですねー

本日は久しぶりに里山にて家づくり編の作業です!

 

前回は3月にオトコ三人でトラスをひとつ完成させました。

今回もオトコ衆でトラスづくりを進めていきますよー

 

この構造体のAフレームを丸太で作るとなると、ケッコウ大変なのですね(笑)

3月にひとり作業で丸太と向き合ってAフレームの勘所を仕上げたのですが、今日はみんながDIYで施工できるように段取りをシステム化しなくてはいけません。

 

作業中にひとりジーとしてたり、ブツブツ言ったりしているのですが。。

(Rさん、そんな様子が分かる 貴重で奇妙な写真をありがとうございます・笑)

 

これまでと比べて 家づくり編となると ハードルがグッグッと上がるのです。その上に今回は新しい構法での挑戦。ですのでボーとしている訳でなく、ステキにまたみんなが安全にDIY出来るように頭の中で色々なコトを巡らしているのですよ(笑)

そんな中、現役の建築士のFさんの存在はありがたいしタノモシイ!

 

戸建住宅であっても設計図書における何万カ所もの整合ポイントを把握しなくてはいけません。図面が描ける建築士の頭の中ってスゴイのですよー(笑)

 

片やIくんの方は、ログ作業を離れて。。

本日はひとりユンボを操作しながら環境整備に汗をかいていますー

 

冬場、開拓エリアを広げて3,40本ほど伐木したので、このエリアの保水力が低下して辺りの地面の水溜りが酷くなっています。そこで失った保水力を補う形で、Iくんはユンボにまたがり要所に溝を作っている訳であります。

わが国の森林の蒸発散量は降水量の3~4割程度であることが知られています。

ザックリですが これは樹木が雨水の3~4割を消費しているという訳であり、木を伐るという事は その「森ダム」の保水量を減らすことにつながり、つまりは雨水を地上に留める弊害を助長します。

 

実際の里山での作業では、木を伐るだけでなく、同時に自然のバランスや地中環境も考えて、色々な作業を計画・施工しなくてはいけないのですね。

 

我れ きこりとて、木をみて森を見ずでは 実際はアカンのです。