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木育ワークショップ@東京①


子どもが健やかに育つ環境づくりを支援している女性の建築士団体 園Powerのみなさんと一緒に東京の保育園を舞台にプロジェクトが進行中

 

今日から里山保育を掲げる東京の保育園を舞台に、全3回にわたりワークショップを開催していきます!

 

と、今日はその「木育ワークショップ」の初回ですが。。

あいにくの寒さにこの空模様。

東向山も整備が進んで、子どもたちみんなと山でと思っていましたが、今回は屋内での開催となりました。

 

それでも、オシャレで心地良い園の空間で快適にワークショップが進みそうです!

 

このワークショップでは、子どもの健全な環境づくりを支援する園Powerと一緒に、子どもたちと里山にふれながら「森と生きもの循環」をお話していきます。

今日はその初回の「森の土と生きもの」についてのお話し。スクリーンに映し出されるスライドで子どもたちに森の土を作っている「微生物」を説明。

 

「動物が森の食べものを消費してできた”うんち”はどうなんてるのだろう?」

 

そうそうキーワードはうんちなのですね、今回はそんな森のうんちのお話(笑)

かーるく知識のお膳立てが出来たところで、さぁ子どもたちと実習です。

雨のため山での実習が出来ずに、急きょ園庭の砂場で森の土を運んでの実施。

東向山はどんぐりの山ですので、土が豊かで今回の学びにはバッチリです!

 

「森は動物のうんちまみれだけど、全然臭くないんだよねー」

 

子どもたちには「うんち」でツカミがとれるかと思いきや反応が薄かったです(汗)(けれど何故だか、どんぐりの苗木「ベイビーツリー」でドッカン来ましたが・笑)

ワークショップでは子どもたちに「きこり」になってもらって作業を体験してもらいます。今日はまずこの森の土をひとりひとりマイポットに入れてもらいました。

 

この微生物たくさんの命を紡ぐ森の土に、今度は森に実生で芽がでたベイビーツリー(どんぐりの苗)を植えつけて育ててもらいます。(本来晴れていればそこまでの作業でしたが。。)

 

実際には見えない森の微生物のお仕事も、スライドの学習効果もあいまって、子どもたちには「分解の仕組み」として理解してもらえたのではと思います。

都会では「分解」に接することなく「生産と消費」の中で暮らしているので、この貴重な里山での「分解」を理解することは、とても大事なことと思います。

 

何ごとにおいても ”循環” をしていくには、目に見えにくい縁の下の「モノコト」がありますから、その役割や大切さにも気づけるようになって貰えればうれしいな。

 

今日の最後は「ハッピータン」で乾杯!

なんのこっちゃ分かりませんが、これで良しです(笑)

現代社会では「消費と生産」ばかりで「分解」が少ないのですね。。

ある意味きこりは、里山での「分解」の一役を担う存在だと私的に思っています。 

 

「実はきこりは、木を伐るのが一番の仕事じゃないんだよね。山でたくさんの生き物が暮らせる環境を作るのが、とても大事な仕事なんだよー」

 

中年のきこりから、この小さな未来のきこりたちに想いを伝えていきます。