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丸太橋づくり


Iくんは、園芸業界での経験を活かして、野生に近い環境で、自然で見て楽しい畑づくりを行い、100種以上のハーブやエディブルフラワーの栽培を行っています。

 

そのIくんの農園の拡大が加速している。

 

今回新たに耕作放棄地3反を借り受けて、荒地の再生を図って農地拡張を計画。

そこで「トラクターが通れる橋を丸太で作りたい!」と相談いただき「面白い!やりましょう!」二つ返事で即決(笑)

 

農地の再生×放棄林の利用(再生) 身の丈だけど実践的に環境問題も解決しながら、Iくんの目指す農業を支援できるなんて、きこりビルダー冥利につきます(笑)

農地の隣になる杉の放棄林を伐木して、この木を利用して丸太橋をDIYしていきます。また、このちょうど南側のこの放棄林を整備していくことで、Iくんの農地に光も入ってくるので、三方よろしく全てがハッピーハッピーであります(笑)

 

それでは作業開始です!

 

先ずは下草刈りして、安全にきこり作業できる環境づくりからはじめます。

そして伐木の方は、橋づくりに具合の良い4本を選んで寝かせていきました。

植えっぱなしで育ったこの杉たちは、樹形もワイルドで枝もモサモサしており、枝払いもケッコウな量。そこで講習も受けたZちゃんも途中から作業サポート。

 

Iくんとこの新人のZちゃんですが、きこり作業でもメッチャ自然と馴染んで作業しているんですよ(笑)

  

枝払いも終わり、必要寸法に玉取って、トラクターで丸太を集積していきます。

この水路をトラクターが渡れる丸太橋となると様に、水路際には納まり良いように欠込みを施して、丸太を具合よろしく敷き並べていきます。

 

仕上に、要所に杭を打ち込み、ズレ留めの繋ぎ丸太を設置して、作業の終了っー

材料は荒れた山から伐り出した丸太のみ。

きこり&チェーンソー技術を使い、シンプルで趣のある丸太橋ができました!

 

前回のぶどう畑づくりでもそうでしたが、Iくんもわたしもこのような荒地が、環境をまわして使える 資源の宝の山に見えてくるのですよね。

 

「手間はかけるが、資材には極力お金をかけない」農業だけでなくモノづくりも オーガニックスタイルであります(笑)

Iくん満面の笑みで渡る自作の丸太橋はケッコウ頑丈そうです(笑)

 

ブドウ畑に隣接しているこの放棄地も、これから色々な作物が生産できる畑に蘇り、Iくんの描くステキな場所となるでしょうね。