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里山ドリームハウスDIY 特別編②


「仕事も暮らしも田舎にしシフトして、理想のファーマーライフを実現できる住まいをつくりたい!」 Ⅰくんの想いを受け始まった、里山ドリームハウスDIY計画。

 

本日も晴天!小春日和のIくんの里山です。

 

また、春と言えば養蜂のシーズンイン。わたしもIくんもミツバチを飼っているので、また慌ただしく甘い一年のはじまりです。

 

前にも話しましたが、ミツバチは環境指標生物。自然豊かなこの里山でも二ホンミツバチを見かけます。「今年は二ホンミツバチもやるぞ!」とIくんの想いを受け、今日は二ホンミツバチ用の巣箱を作ることになりました(笑)

この野性種のミツバチは丸太で出来た巣箱を特に好むんですねー

 

丸太と言えば。。チェーンソーですよね(笑)

今日は講習の第二弾として、みんなで丸太で二ホンミツバチの巣箱をDIYします!

 

本日は前回の修了者のみんなが参加です。本二回目の実践で、いきなり丸太巣箱とはハードル高いかもしれないけど、「好きこそもののナンとかなれ!」今日は、興味あるコトに挑戦しながら経験と技術を身につけていきましょう!

小鳥がさえずる大木の下、みんなチェーンソーとノミ持って「バーバートントン」

 

前回のオサライも兼ねて、ひとりひとり丸太の切り出しからはじめていきます。

みんな筋が良くて熱心!わたしもつい指導に夢中になって 丸太の学校です(笑)

 

一方、先輩2人も別場所にてヒソカニ製作中(笑)

こちらはひと足早く丸太をくり抜いてますー

前回も言及しましたが、このような豊かな里山の環境を身近に感じながら作業をすることで、自然とみなさんの中に色々な感性が磨かれてくると思うのです。

 

どっぷりと里山の中で丸太とガチで向き合えるこんな機会は余りありませんから、巣箱づくりの機会をおすそ分けしてくれるIくんには感謝であります!

 

そんなポカポカした春の陽気の里山で、気持ちだけでなく美味しいゴハンも堪能。

お昼には、Iくんが猟を手伝いイノシシ肉を頂いたので、それをHさんがワイン煮。この里山ではイノシシもオシャレになって美味しく頂けるのですな(笑)

  

午後からは、丸太巣箱もいよいよ実践的にギアをアップ!

 

チェーンソーワークで「突込み」という特殊な技術に挑戦しながら、先輩とのペアで作業を進めていきますよー

 

今回のように丸太で巣箱を作るには必要なテクニックではありますが。。。

 

みなさん2回目の実習でいきなりの「突込み」ですからねー少しハラハラ心配でもありましたが、先輩と共にみんなも見事に丸太をくり抜いていきます!

ただここでタイムアップ。。(涙) 完成とまでいきませんでしたが、それも次回に持ち越しです。ただ二回目でくり抜き出来たことは本当に大したモノですよ!

 

チェーンソーは単に木を伐る丸太を加工する道具ではなく、丸太とのコミュニケーション ツールでもあるんですよね。(わたしの意見ではありますが・笑)

 

そんなチェーンソーの技術を会得すれば、丸太を活かしたモノづくりも出来るし、自然とつながりが広く強くなりますし。

しかし、強力な道具だけに使い方には注意です。チェーンソーはその使い方で、環境を悪化させる道具にもなるし、環境を好循環させる道具にもなります。

  

すべては使い手次第。強力な道具にはそれを使う責任が伴いますから。

 

それだけにせっかく学び始める みなさんには、チェーンソーを単に木を伐る道具としてだけでなく、丸太との対話ツールとしながら 自然からたくさんのことを吸収して、ぜひ地球に優しい感性を磨いてもらいたいと思うのです。

 

地球に優しい感性をもって作業することが、里山きこりとしての職能、また責任であると思うのです。(クサいセリフでありますが、いま失われつつあるコトでもありますから。。)

今回は、Iくんの里山を豊かにする二ホンミツバチの巣箱づくりを行いました。

 

技術を磨いてチェーンソーが自由に扱えるようになれば、里山きこり作業とはハードですが、心身ともに満たされる実に楽しいものなのです。

 

桜前線よろしくミツバチ前線も北上していますので、分蜂のタイミングに合わせて残りの作業を仕上げて、二ホンミツバチの飛来を楽しみに待ちたいと思います!

 

参加くださったみなさんお疲れさま!みんなで秋の採蜜が楽しみだね(笑)

(Rさん、今回もステキな写真の提供をありがとうございます!)