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蜜蝋づくり


ボチボチ春の空気を感じるようになりましたね。

 

養蜂の作業では、みつばちの越冬中にやることとして蜜蝋づくりがあります。

春も近づきミツバチが活発に活動する前に作っておきたいトコロです。

 

昨シーズンのムダ巣や蜜蓋を大切に取っておいたので、今回は沢山できそうですね

 

本日、気合入れて一気に作っていきたいと思います!

まずは沸騰させた湯にムダ巣や蜜蓋を入れ溶かしていきます。

 

しばし待って冷やすと、水分と蜜蝋が分離します。と同時に、この処理の際に大量のクズやゴミなどの不純物が蜜蝋の底と水分の底に沈殿します。

 

次に蜜蝋だけを溶かして、蠟に残る不純物を濾過して取り除いていきます。この工程を2,3回繰り返してから型に精製した蜜蝋を流し込んで冷やしていきます。

冷え固まれば、とてもキレイなレモン色の蜜蝋が出来上がり。

 

ただ、段ボール一箱の一年分のムダ巣から、バット一杯分しか作れないので、蜜蝋とはとても貴重なモノなのです!

 

今回蜜蓋を大量に使って作っているせいか、はちみつの甘い香りが強い蜜蝋ですね。また昨年度はオーガニック品に近く、蜜蝋も一段と安全なモノができました。

 

早速、蜜蝋を使ってクリームをDIYします。

蜜蝋の質にコダワリ自然素材100%。痒みなく副作用もないこのクリームは、アトピーで市販クリームが合わない私にとって冬の間の必需品なんです。

 

これも養蜂家の恩恵ですが、自分にとっても安心して使えるものなので、お得意さまやプレゼントなどにおすそ分けしています。

 

今年もミツバチのお陰で良いクリームが出来上がりました!