· 

丸太小屋をつくるということ


丸太の小屋がついに完成!

念願かなって自らの里山から木を伐り出して丸太の小屋を作ることができました。

 

丸太の家は、とても環境にローインパクトな手法で作れるのです。

 

こうした丸太の家をDIYすることは、まだまだ個性的であり独創的ですが、人類は昔から木や石、土などを使って住まいを作ってきたのですから、それほどオカシナ事をしている訳ではないのですね(笑)

 

今回のように、里山の動植物への影響を配慮をし、必要な丸太を自伐することから手に入れて DIYする家づくりという手法は、これから「自然と調和した包括的な家づくりが 私たちにも行える」ひとつの答えだと思うのです。

また環境への配慮だけでなく、こうして丸太の伐り出しから一貫して家をDIYをしてみると「自然に対して尊敬と愛情もって、最後まで責任もって扱う」そんな思いが自然と心に刻まれてくるのですね。

 

私が思うに「人が丸太から家をつくる」本当の価値は、「自分で住まいをDIYできる」という事だけでなく、ハードワークによって培われる強い精神力や、自然を包み込む優しい心などのメンタル面を育むことにあると思います。

  

これは「優しく逞しくありたい」人間の本能のようなものではないでしょうか。

 

そこで今回は、カナダで経験したそんな機会をシェアしたいと思い、丸太小屋DIYの間に「講座」を組み込んで開催してみました。 

たった一人でも質の良い丸太の家をDIYすることが可能でしょうか?

 

答えは「Yes, you can!」

 

たとえ知識や技術的な不足や不安があったとしても、信念となるほどの強い目的や想いがあれば、たった一人でも丸太の家はDIY出来るのです。

今回、講座は挟みましたが、基本ひとりで伐り出しからはじめて丸太の小屋を完成させました。

 

実働製作期間40-50日/大工。掛かった材料代は数十万円。(ザックリですみません)

伐り出しから作った丸太の小屋は、その価格的な面からもとても魅力的ですね。

 

丸太で家をDIYすることは、時に重労働が強いられる作業となりますが、それは自分の生活の中に自然を呼び戻してくれる 健全で楽しいものとなるでしょう。

 

そして、丸太で家が完成した暁には、建築できた技術的な自信だけでなく、「自然と共存して生きていける」という自信、新たな自分を発見できると思います。

 

今後もこのような機会を作っていきたいと思います。