· 

丸太小屋DIY 仕上編⑪


今年は猛暑の後は天候が安定しませんね。。グズついた天気が続く秋の里山ですー

 

ログ作業の方は、最終コーナーの作業に入っています。

この床の施工が終われば、待ちに待った完成がみえてきます!

 

佳境に入ったと言いながらも、ここのところ天気が安定してなく、作業が出来る時にボチボチと進めています(まぁ毎度のことですが・苦笑)

 

天気次第とは、今回の小屋の床材にはウッドデッキ材を再利用するんですね。

再利用材をキレイにして室内に使うので、できる限り乾燥させておきたいのです。

 

そんなウッドデッキ材は、眠らしていた間に一部コケが生え出していました(笑)

それを一枚一枚丁寧にブラシで掃除して乾燥させて蘇らせます。

材がこのぐらいの厚さだと、腐食や痛み強いように感じますね。洗って研磨すればキレイに問題なく使えそうです。丸太製材DIYの良さでしょうか。

 

そうは言っても丸太材。このワイルドな材をフローリングにするには、手間をかけなくてはいけません。

 

まずチェーンソーで端部を端折り、次に墨線に沿って丸ノコでキレイに面を出して、最後に角の面を曲面カンナでラフに取ります。

20枚ほどやりましたが、ちょっと加工しただけで美しい面が蘇ってきましたね!

 

今回は相ジャクリ加工は施しませんが、材の狂いは終わっているので、合せ面を突付けにしてもイケると思います。

 

木材は手間で美しくなるし工夫でリサイクルできるので、無垢材は重宝しますね。

 

床材の加工が終わり、床組の施工に入ります。。といってもシンプル施工です(笑)

板厚あるので根太レススパンで容易に飛ばせます。今回は500弱で根太を設置。

 

小屋の用途なので断熱材は省きます。けれどもドラフトや地面からの湿気は防ぎたいので、今回は床材と根太とシートの間に直敷きしました。

 

そのシートの上に床材をリャンコにしながら敷きならべてビスで留めていきます。

 

よく見ると不陸や反りがありますが、突合せのラフな面取りが効いて、ワイルドな感じがでて上々の仕上がりとなりました。

 

リサイクル、しかも手作りのフローリングでいけちゃいましたね(笑)

「建築は人に安心感を与えるものでなくてはならない」海外の巨匠は言います。

 

材を厚く重厚感を持たすと、建物に安心感がでてきます。特に壁と床が重要です。

 

今回フローリングが厚い無垢材のお陰で、丸太の壁に負けていません。この選択を間違えると居心地が悪い空間になります。足元のデザインって大事なんですね。

 

それと、厚い無垢のフローリングってカナリ高額なので用途次第ですが、フローリング材のDIYもケッコウ使えると思いました。お勧めです!

 

次回に塗装して巾木をつけて床仕上げますー もうあと一歩、完成が楽しみです!