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丸太小屋DIY 仕上編⑦


本日は梅雨の晴れの里山。

この機会を有効に、開口部の作業を進めていきましょう!

 

今日は開口部枠を仕上げていきます。

小屋の「顔」ですからね、丸太から加工してDIYしていきますよー

 

ちょうど壁に使ったDログの余りがあったので、これを活用します。

 

まずは、カンナをかけて面を出していきましょう。

半割して半年たっているので、乾燥や癖も落ち着いています。

磨くとめちゃ美しい木目が現れてきましたねー杉の良い香りもタマリマセンネ。

手間がかかりますが、製材にはないこの木質感だからDIY加工しちゃうんです。

 

カンナ屑は養蜂の燻煙器用にリサイクルするので大事に取っておきます。

 

ミルもNo.6のようにガイドを使うとアングル状に成形できます。自由に丸太を加工できるチェーンソーの醍醐味ですね。オリジナル仕上の枠が完成しました。

 

次に、丸ノコを使って、躯体に切れ込みを施していきます。

これは「キーウェイ」を差し込むための切れ込みで、ログにおける特殊な作業。

 

加工した開口部枠にキーウェイ(アングル材)を取り付けて、切れ込みに合わせて納めていきます。

丸太の乾燥収縮を考えての施工が必要で、壁の丸太はこのキーウェイに沿ってスライドするので安定しながら収縮して落ち着いていきます。

 

実際に、このカラクリがないと丸太の小屋は歪みや不安定となってしまうのです。

 

専門的な話となりますが、今回の開口部枠は、キーウェイ、トリム、フレームをオールインワンで作ってあります。「シンプル イズ ビューティフル」小屋の顔部分なので、丁寧にデザイン&加工しました。

 

最後にクリアランス廻りを作っていきます。

 

「開口まわりのクリアランスのディデールは、クロウトのチェックポイント」ですから、ここでも手間と工夫をこらして仕上げていきましょう。

できる限り足し算はしないようにして、必要な材料はつくります。

 

こんな感じでまぐさ、フレーム、庇をオールインワンにすれば、トリムボードがいらなくデザインもスッキリ!ココでも、シンプル イズ ビューティフルです(笑)

 

製材を使わず、丸太からDIYした玄関フレームが完成しました!

今回も手間をかけましたね。。。(笑)

 

小屋の「顔」も残すはドアのDIY。ドアのデザインも悩みドコですねー

まぁココまで来たので、最後も手間を楽しんで丁寧に仕上げましょう(笑)