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繁忙期到来


シーズンも始まり1,2ヶ月が過ぎ、ミツバチの勢いは本気モードに突入。

それは養蜂家にとって最も慌しい時期を意味します。

 

夏の採蜜期も忙しいのですが、内検も週二回となり色々な対応が求められる この時期の方が、神経も使うのでハードに感じますね。

 

きこりはオフシーズですが、春ってのんびりできないんですね。。

巣箱に巣枠、分割板、オス切BOX。。。この時期の内検では用意するものも沢山。

 

実際その内検でのチェック項目も、蜜の貯め具合、産卵の様子やら王台撤去、雄齢チェック。。など気を抜けない重要な確認ばかり。

枠下に多数の王台(下の写真)のように、コロニーにも寄りますが、この時期から王台づくりの数とペースが急上昇します。

 

現在のこの蜂場では、だいたい毎内検ごとに100枚ほど枠を確認するのですが、ひとつでも見逃すと分蜂を招くので、王台の確認は本当に気が抜けません。

 

つい先日も「見切り分蜂」をお伝えしましたが、ミツバチの様子をみて分蜂しそうな予兆を見つけては対処することもこの時期の常套手段。

スペースを与える、巣礎を盛る、蓋を開け空気の入れ替えするなど、状況に応じて分蜂を未然に防がなくてはいけません。

 

またこの時期には、コロニーの状態を判断して人工分蜂させます。

いろいろな方法があるのですが、優良女王で立派な王台が蜂児枠にできたら、その枠を含む蜂児枠2枚と蜜枠を新しい巣箱に移します。

 

今回から4枚箱を繁殖用に使っているのですが、とても具合よく重宝しています!巣箱DIYした里親オーナーのみなさんありがとう

 

今ではあの平屋7枚箱の弱群コロニーも、なんとか2階建てとなりました。

と、まぁ繁忙期の作業を紹介しましたが、自然相手に生き物を世話している訳ですから、この様にいろいろと対応しても完璧はなく、心配は尽きないモノです。

 

ミツバチは自然からの預かりモノなので、わたし的には なるたけ自然に近い状態でお世話できるように、直接的よりも間接的な作業をメインでやっています。

 

ミツバチたちが暮らしやすい環境を懸命にコントロールしている訳ですが、 実際は彼女らにコントロールされているような気がします(笑)