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丸太小屋DIY 仕上編④


spring has come!  春真っ只中の里山!

ここのところもご無沙汰の小屋DIY作業ですが、春の陽気に誘われて、今日から屋根葺き作業はじめますー

 

高所恐怖症の方には憂鬱な作業ですが、屋根の上って気持ちイイんですよねー

大工作業のハイライトでもあります。

 

屋根に登る前に、先ずは下ごしらえから。

きこりメイドですからねー極力加工材は使いません。

 

合板もありますが屋根材といえば野地板。その板を仕上材表しとして使います。

下地材とて無垢は無垢。やっぱり仕上感は違ってきます。

 

反りや色味を揃え、表し面の面を取って、室内面には自然塗料を、室外面にはケミカル塗料を塗布していきます。

準備が終われば、お待ちかね屋根の作業です(笑)

 

一般に汎用建材は規格寸法なので、予め割付を計画して施工をしていきます。

 

この割付、構造と関わってくるとても重要な寸法なので、DIYされる時でもしっかり計画しておきます。今回は尺5寸(455)で割付して野地板をりゃんこに張っていきました。

 

昨年の台風15号ではこのエリアでも屋根が飛ばされるなど、強風で多大な被害が出ました。この里山では大きな杉が何本かがなぎ倒されました。

 

屋根の場合、地震と風に対する剛性のとり方って違うのですね。ログハウスは基本的に地震に強い構造なので、今回の小屋では屋根の耐風計算を見直してさらに強化しておきました。

 

この辺りは専門的になるので建築の勉強が必要です。たとえDIYでも構造だけはしっかりとしておかなくてはいけませんからね。昨今の異常気象や自然災害を目の当たりに心配になりますから、構造部位の基礎、床、壁、小屋組などDIYする時は、専門の手助けやアドバイスを仰ぐことが良いでしょうね。

 

次回も高所での作業は続きますー