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丸太デッキDIY@房総里山 ⑦


「敷地の資源を活かして、カッコいいウッドデッキを作りたい!」というGoくんの依頼を受け、巨大ウッドデッキ作りの指導に房総勝浦の里山に来ています。

 

Goくんは「犬が犬らしく幸せに暮らせる社会を目指す団体」NPO法人の代表。房総の里山を購入して、その広大な敷地でその団体を運営しています。

 

本日はミッション7日目。

今日の作業は建築工程でとても重要なパート、基礎工事のDIY指導を行います!

 

先ず前回のオサライモ兼ねて、水盛管を使って丸太束にレベルを写していきますー

やってみないと分からない!これからDIY出来るように、Goくんを中心にみんなで実践してマスターしてもらいます。

 

次に写したレベルを、丸太束一周に記していきましょう。

 

コンクリートや矩が出てる角材などは墨付け楽なのですが、これがイビツな丸太で行うとなると勝手が違ってきます。

水平器を使って単純な作業なのですが、道具の使い方、作業姿勢や平行感覚など、基礎力が問われるんですよね。

 

そんでもって、ココでいい加減にやると後でアラがでてきます。そんなアラが取り返しがつかない致命的な欠陥にもつながるので、この作業は基礎力と丁寧さが求められるんです。

 

ある意味こういうトコロで大工の適性が分かれるんです。

まぁ何事も土台部分は大事ということです。特に見えない部分というものは。

 

丸太束に墨付け、スコアリングが終われば、いよいよチェーンソーの出番!

派手なチェーンソーワークを開始していきましょう(笑)

最初に墨線に沿って伐り出します。この作業では、スコアリングを頼りにバーを入れて、数ミリの正確さでチェーンソーをコントロールします。

 

ですから、よく見ること、姿勢が大事なんです。みんなよく出来ていますね!

 

道具の安全な使い方を理解して、チェーンソーとの距離をググっと縮めることが上達の原則!これをマスターできれば、このようなワークができるようになります! 

次にブラッシングのワーク。この作業で墨線ジャストに平面を作ります。

みんな集中してチェーンソー(相棒)をしっかりコントロールしていますね。 

 

最後に上刃を上手く使ってスカーフ状に加工して、雨に濡れる面を減らします。

チェーンソーの特性をフルに生かさないとログビルディングはできません。

 

その為に丸太を扱ったモノづくりって、感覚だけでなく道具や丸太についての理論も大事となるので、その点も指導してしっかり身に付けてもらっています。

 

チェーンソーワークの後、最後にサンダーで仕上を施し丸太束の完成です!

元々、基礎工事もそうですが土木工事では、コンクリートを使用する前は土や石、木などの自然素材を使っていたので、(もちろん条件はありますが)今でも知恵と工夫で十分に対応できるのです。

 

また、しっかりと道具が使えるようになると作業が楽しいですよね!

 

色々できるようになって世界が広がりますし、今回もこれで基礎工事がDIY出来るようになったので、これからドンドン楽しくDIYして貰いたいですね!

 

丸太基礎工事も無事に終わり最後は、みんなで梁を乗せてみることにしました(笑)

とは言え、8mモノの丸太は一人では運べません!

その上ユンボが故障の為、4人で力を合わせ運ばなければいけません。。。(汗)

 

これも苦楽を共にするチームプレイのログ作業の醍醐味(笑) 

日の暮れかかる中、みんなで大梁3本を束に乗せてみました!

 

ナカナカの迫力ですよー次回の組上げが楽しみです!