· 

おとなの木登り 針葉樹編


「針葉樹のクライミングテクをデモするよー」とTさん。

 

きこり道は日々これ勉強!新しい技術も取り入れ常に進化させていきます!今日はそんなクライミングの師匠を訪ね、KINOUE(里山ゲストハウス sou)にきています。

 

これまでにツリークライミングの技術を教わってきましたが、それらは主に広葉樹系のテクニック。今回は新しく針葉樹系の登り方を学びに来ました。

 

同じ木でも広葉樹と針葉樹では色々と特徴が異なります。

 

どんぐりの木に代表される横枝広がりの広葉樹と、杉や桧に代表される針葉樹とでは、その違いに応じて使うクライミングの技術も異なってくるのですね。

その為、道具も多少異なってくるので、あたらに買い足す必要がでてきます。

道具名に結び方など、これまたカタカナとの格闘です(笑)

 

けれど、こうやってゲンブツと一緒に、Tさんが使い方を一つ一つ丁寧に解説してくれるので、初心者のわたしでも無理なく頭に入ってきますー

 

本日は天気も良く木登り日和!

新たな道具を装着して、Tさんの杉山にて、アタック開始です!

ここも以前より放置された人工樹林。

どの里山もそうなのですが、荒れた杉桧の人工樹林は問題となっています。

 

この様に人がいったん手を加えた自然はバランスが崩れているので管理が必要となる為に、Tさんも間伐したり枝打ちしたりと山の再生に力を注いでいます。

 

そんな荒れた人工樹林での管理で行う「間伐や枝打ち」に必要となる技が、今日のクライミングの技術なんです。

 

以前、特殊なテクニックとして「ブリ縄」をお伝えいたしましたが、今回の技術を使えば、誰もが樹上での安全で幅広い作業が可能となります。

 

もちろん私の里山でも必須中の必須の技術!ブリ縄はわたしにとってハードル高かったので、この技術をしっかりとTさんからしっかり習得したいと思います!

先ずは師匠がデモって登っていきますー

いとも簡単に登って、あっという間に木の上で待機しています。

 

この技術、樹上で小型のチェーンソーも安全に使えそうなので、枝打ち以外にもツリーハウス、ツリーデッキにも応用できそうです!

 

それではわたしの番!いざ登っていきます!

 

足に昇柱器を装着し、アタック開始っ!

写真撮れず様子はお伝えできませんが、ナンとか半分近くまで登りました。

練習がまだまだ必要ですが、慣れればカナリいけそうーですね!

 

きこり作業を未知のレベルに飛躍させてくれる是非とも身につけたい技術です!

まぁ、習得すれば。。ですが(笑)

 

身体を使う技術の習得は、出来るかぎり早いうちに身につけるに越したことがないのが、これまでの経験則!「あとで」では体がついてこれず、しっかり使える技術のレベルまで身につかないのです。

 

ノラ作業、きこり作業、ログ作業。。もしかり。一度身につければ60代、70代でも現役でいられますので、「もー若くないから」なんて言ってる暇ありません!体が動くうちに必要な技術の習得を目指しますよー(笑)

 

Tさん、ご指導ありがとうございました!

この技術を里山で末永ーく発揮できるように、しっかり精進します!