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谷間再生・きこり編①


里山では9月の台風15号で、倒木などの被害を受けました。

その後も立て続けての台風に豪雨災害。

 

谷間には倒れかけの何本の杉が根っ子がむき出しの状態になっており、次第にその穴が大きくなってきています(汗) 

 

こうしてみると杉の根は浅く、根鉢が小さいのが分かりますね。これは挿し木で植えられた杉などの人工樹にみられる根まわりの状態です。実生の杉はこうはいきません。

 

前回お話したように、谷間で起きているこのような状態を放っておくことはキケンですので、直ぐにでも整備をしていきたいところです。

 

きこりの季節になったことですし、シーズン一発目は谷間の伐木作業と環境整備からはじめようと思います。

先ずはお清めから。自然への敬意と作業の安全を願います。

 

いつも言うことですが、本当に伐るのはあっという間です。

 

いったん伐り始めると引き返せないくらいにあっという間だけに、その前の準備や確認などが重要。準備や注意を怠ると命にかかわる大変なことなります。

倒木している木を処理する前に、今日は谷間の環境整備に有用になる木を数本伐木。樹齢50年の見事なヒノキも寝かせました。

 

どれも50年近い年月がカタチになった丸太です。大事に使っていきます。

 

きこり作業は伐った後の方が多くの作業がでてきます。一本の木を幹(丸太)・枝・葉と仕分けし、余すとこなく全てを資源として使います。

とまぁ、今年もいつもと変わりなく作業が始まりました。

 

ただ自然の命をいただく現場です。

シーズンが始まり、気を引き締めていきます!