· 

働蜂産卵の結末


蜂場では採蜜期が終わり、スズメバチやダニへの対応の時期になっています。

 

今年は群数も増えたせいか、キイロスズメバチが大量に襲来し、その対応に忙しい日々です。11月まで気が抜けない状況が続きますー

 

ブログでも載せていますが、大スズメの被害も受け、1郡が半滅してしまいました。対応を軽視していたキイロもこう数が多いと厄介です。

一方、きこりの養蜂場では残念な出来事が。

 

「働蜂産卵」となっていたコロニーで、先日ほぼすべてのミツバチが命を全うして、群が絶えました。

 

徐々に数を減らしていって後半は数十匹の塊で生き残っていましたが、今朝箱を開けると、このような状態。最後はスムシが蔓延していました。

働蜂産卵より4か月間。自然消滅は初めての経験で、とても寂しい気持ちです。

ミツバチたちにはお疲れさまの思いでいっぱいです。

 

 この経験を今後の養蜂向上に活かしていきたいと思います。 また巣箱等は消毒してまた来期には新しいコロニーの生活場としてリユースしていきます。

蜂の習性は大変理解し難く、また生態、生殖本能も難しいものなんですね。

自然の生き物ですので、改めて思い通りならないと実感です。

 

今回の難題「働蜂産卵」が生じたことで、勉強し学べたことも多く、来年はこんな悲しい想いを繰り返さないよう一層努力です。