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きこり三昧


寒い日が続きますが、きこり作業はモクモクと続いております!

この杉林のエリアで作業を進め、チャクチャクと計画Xの準備をしているんです(笑)

 

そんな計画Xの成否は、このエリアに影を落とす杉の伐木にかかっているので、きこりの作業にも熱が入るんですねー

このエリアは以前、皮むき材を伐倒して少し開いたのですが、まだまだ立派な杉たちが、あたりを覆い、入るはずの光を遮っています。

 

計画のこともありますが、里山の再生には「光」を入れることが大事!

 

これまで2年かけ順を追って環境を整えながら整備を続けてきたので、今回は大胆に杉を伐採していきながら、光を入れていこうと思います。

「よし、いこう!」と決めれば、あとは集中して作業するのみ。

 

伐って、片付け、燃してを繰り返す、ひとりきこり三昧の日々です(笑)

 

平坦な杉林(人工林)では、一応に同じ形相が多く見受けられるのですが、起伏に富んだ、この里山の木々たちは、個性豊かな様相をしています。

 

大きいモノや小さいモノ。曲がったモノや二股になったカタチ。。。など、同じ時期に植えられたのにも関わらず、本当に様々なんですね。

真っすぐな木なら大体は教科書通りに行って安全に倒せるのですが、個性豊かな木を伐木するには、技術が必要となってきます。

 

例えば二股の木なんかは、狙った方向に倒すのは至難の業です。「わたしは簡単には倒れませよ」と言わんばかりに、木と向き合って知恵比べとなる訳ですね(笑)

 

また、そんな個性がある木がステキなんですよねー建物に輝きを与えてくれたりする訳です。ですからこちらも必死になって知恵を絞って優しく寝かすわけです。

写真での、偏心の激しい木を「追いづる」で寝かしたものや、ツタが複雑に絡まった木をウインチで倒したものなど、本当に一本一本伐り方が違うと言っていいくらい、ここの木々は様相が豊かなんですね。

 

そんな個性際立つ面々とコミュニケーション(知恵比べ)をしていると、きこりとしての成長を多角的に促してもらっている感じがします。

 

まぁ、命がけで木を伐る訳ですから、進歩するのも必死なんですね(笑)

 

この里山を見渡せば。。。まだまだ成長させてもらえそうです!