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ミツバチの新居


先日、やっくんが新しいの巣箱を持ってきてくれました。

 

これまでは中林養蜂からの引越用の小型の巣箱を使っていましたが、今回の新しい巣箱は格段に大きくて二階建て。実はこれが一般のレギュラーサイズなんです。

 

ミツバチたちもこの里山に来て落ちついてきたし、数も順調に増えているので、そろそろ大きい家に移り住む時期なんですよね。

 

そこで今日は、ミツバチの新居をさらにリフォームして、引越しを行います。

ミツバチの箱とて住居。そこはプロの目線で作業していきますよー(笑)

海外では、よくカラフルな巣箱を見かけます。

 

ハチも色を識別できるらしく、わたしにもとっても覚えやすく好都合。

里山も華やかに魅えるし、せっかくの新居なので色を塗ってみます!

 

大切なハチの住まいに塗装ですから、やはりケミカルは避けたいトコロです。

 

そこで今回は、リボスのお試しサイズが手に入りました。このドイツ製の自然塗料の赤系と緑系をチョイスして塗っていきます。

 

ひと箱に一瓶の使い切り。リボスは安心ですが高価な塗料なので、このサイズは家計にも優しくホントちょうど良いサイズでしたね(笑)

外側だけ塗ったら、内側は水拭きを何度か行います。そして蓋をして内部を密閉させ、天日に放置。外部塗料の乾燥と内部のベイクアウトを促します。

 

海を渡る建材は、無垢とてケッコウ薬剤にさらされています。

 

この巣箱も外国木材の組立キッドなので、薬を揮発させるベイクアウトしておきましょう。気休めかもしれませんが、それでもやっておきました。

 

塗装はこの程度にして、次は引越しにいきましょうー!

 

新しい巣箱は今のよりも大きいため、パレットから完全にはみ出しそうですね(汗)

ミツバチの習性を考えると、むやみに巣箱位置を変えることは出来ないのです。

そこでブリッジを作り巣箱を空中に浮かしながら、新居移設に対応していきますー

 

それでは引越しを開始していきましょう!

 

慎重にハチを移していかなくてはいけませんが、あまり時間をかけられません。

段取りを頭に叩き入れて、一気にいきますよー

ひとつひとつ巣板を移し終えて、残るは巣箱底の数千ものハチたち。

 

このハチたちをどうしたモノか。。。

本にも書いてありませんし、やっくんにも聞いてもいられません。

 

ワイワイと無数のミツバチを目の当たりに、たじろぐわたし(汗)

 

時間にも押し迫られ、無意識に取った対応が「エイヤッー」と、巣箱をひっくり返し合体。かなりの荒療治でしたが、これがケッコウ上手くいきました!

 

ナンとかすべてのハチが移ってくれて、これで移住が完了しました。

 

ミツバチたちにとっては、とんだ引越しだったかもしれません(笑)

気づけば、右手指先を刺されていました(苦笑)

 

それでも「立つハチ後を濁さず」古い巣箱はキレイに片付けられています。

ミツバチは本当にキレイ好きなんですよね。

ただ、箱はこの通りに床にはゴミもなくキレイなのですが、ナゼだか床には花粉がチラホラ目立っていますね?!

 

聞けば、ハチは落ちた花粉は食べないようで、片付けすらしないようなのです!

 

ちょっと矛盾を感じますが、ミツバチたちの不思議な習性がオモシロイ(笑)

新居がいささか落ちつかないのでしょうか??

引越しは終わったのですが、多くのミツバチが外に出ては巣箱周りをブンブン。

 

気づけば、出入口からだけでなく換気口からもブンブン飛び立っていますー

 

古い箱には、換気口には金網がついていました。スズメバチのこともあるので、塞いだ方がいいのでしょうね。。。んっ!? いいのでしょうか?(苦笑)

 

こんなことは本にも載っていませんし、やっくんにも聞いていられません。

これまた自分の感覚に従ってやってみましょう(笑)

金網も代替品を使い手持ちの道具で施工完了。やると決めれば早いです(笑)

 

また明日から続く雨に、トタン屋根も巣箱に合わせて大型版にリニューアルしておきました。

 

建売巣箱なだけに、これからも色々と改良や手直しが必要そーですし、養蜂でも色々とDIYが求められそーですね(笑)

今回、初めてのミツバチの引越しに悪戦苦闘しましたが、無事に終わって一安心。

 

引越しではミツバチたちをビックリさせましたが、この新しい住処を気に入ってもらって、大家族を作って欲しいですね。