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続・森の片付け


いつかやらなきゃならない!

 

2月から未完了のままの「森の片付け

森にはまだ、巨大なヒノキの枝山が、ドーンと居座っています!

 

葉は完全に乾燥して緑から赤に衣替えし、また周りには草も生い茂ってきて。。

このままでは草に覆われ埋もれていきます。

 

これが合図なのでしょうか!? 今日は4ヶ月越しに巨大なヒノキ山に挑みます!

しかし、本当に大きいヒノキ山。これは大変な作業となりそーです(汗)

今からこれを枝と葉に分別していく訳ですが、すでに些か尻込み気味(苦笑)

 

登山家は、ナゼに山に登るのでしょーね!?

きこりは、ナゼに里山を再生するのでしょーか!?

 

「そこに(里)山があるから」。。。そんなとこでしょうか(笑)

実際、森でのノラ作業は、カナリ地味なモノです。

誰でもできるモノなのですが、今日ではマイノリティーなマイナー作業(笑)

 

皮手は破れ、服は腐敗臭にドロだらけ。

ヒタスラ地味ぃーに、枝と葉を切り分けコツコツ作業を二日間。

 

枝を切りまくり、ようやく地面に達しました!

何度も途中下山を考えましたが、ヒノキ山登頂に成功です(笑)

今では巨大な枝山がなくなり、副産物の葉っぱと小枝の丘がチラホラ。

 

キレイになって「見晴らし最高っ!」って、

今は見えない将来の景色をも想像しては満足しています(笑)

さぁこれで下山して完了っという訳にはいきません(笑)

今回のこの作業は生産に向けての「分解系」の作業だったんですよねー

 

生態系の働きに「生産・消費・分解」を学びました。生態が持続的にあるものこの生物が自然界で「生産・消費・分解」を行いバランスを保っているからですね。

 

私は植物のようにデンプンを作れないし、微生物のように無機質に分解も出来きず、ただただ自然界の恵みや命、空気と食料を消費するだけ。

 

消費するだけが能ではねぇ。。。(苦笑)

 

社会的にはお金を生産しては消費してをくり返してモノコトを増やしてきましたが、生態学的に消費だけでなくナニか意味ある作業をしたいです。

 

例えば今回のように、ヒノキを切れば、その消費したヒノキを丸太幹と枝葉に分解して、建材に丸太幹を生産し、枝葉はさらに分解を進めて、土壌改良の炭や薪にする柴を生産できます。

 

生物学のソレと解釈は違えど、個人的に里山作業の工程を「分解・生産・消費」と勝手に分類して、里産里消で自分の出来るサイクルでグルグルまわしています。

 

きこりが「里山再生」という環境づくりをはじめて、2年経った現在でお話しできるスタンスがコレなんですよね。。

 

カナリ安直の様な考えですが、なんでも処理がされている都会に暮らしていると「誰が?どうやって?安全なの?」の疑問ばかりで、逆にナンか居心地悪くて。。だからこんなノーテンキなスタンスになるのでしょーかね(苦笑)

 

ただ、スタンスをもって登頂した景色はそれはそれは格別で、山登りがやめられなくなります!

 

里山DIYは、誰でも自らの考えやスタンスで、また個々のペースでできますから、

 みなさんの登った山頂からは、どんな景色が見えるのでしょうね!?

 

さぁ長話もここまでに、そろそろ本日の下山後の景色を(笑)

ヒノキ山が分解されて、今度は枝が巨大な山になりました(笑)

 

この枝山は火付けの薪、柴にバッチリ! これからの里山ライフには欠かせないモノだから、この枝山もまた次の「生産系」作業へとまわっていきますね。

 

一方、葉や小枝の山もこんなにたくさん!

こちらは燃やして炭にしていきます。片付きますし、土壌改良にも使えますし、どんどん次へと循環してグルグルと回していきましょうー

 

今は時期がら梅雨で、火燃しにはバッチリ!

火燃しに向けて炉も拡張バージョンにして準備してみました(笑)

今日の「分解系」作業も次へとつながり、里山再生の作業サイクルは続きます。

 

きこりは、そこに山があるかぎり山を育み続けます(笑)

向かう方向を信じて、コツコツとまたひと山登っていきますよー!