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森の風呂&トイレ小屋⑧


里山は快晴の秋空!

高いところは気持ちイイーですよ、今日は屋根作業日和です!

 

まずは、屋根の骨組みから。

垂木を納める欠き込みを加工していきましょうー

墨付けをして、欠き込み部分を梁に写し取っていきます。

 

ノコで切れ目を入れてスコアリングも終えたら、

チェーンソーを持って、梁にまたがり加工開始です!

ログハウスを作る時は、組み上げながら加工していくので、

基本は丸太に上がりながら高所での作業となるんですよね。

 

丸太の上でのチェーンソーワークは、見晴らしも良く気持ち良いものです!

ただ、慣れもありますけど、高いトコが苦手な人はシンドイ以外ないですね(汗)

ノミで仕上て、欠き込みを完了っー

 

当初は梁に3本の垂木を掛けた計画でしたが、

「チョット、足りなそう」と感じて、500㎜ピッチの4本に現場で変更しました。

このピッチだと住宅のスケールとほぼ同じとなるので、問題はないでしょうー

前回にも言及したのですが、こんな直感の判断は、大事にしています。

 

さぁ、今回は丸太のほかにも製材SPF材を使っています。

いわゆるツーバイ材と言われる外材です。

SPFのSはスプルース。Pがパイン。Fはファー。

全て針葉樹、ソフトウッドの樹種で、トウヒ、松、モミの属性となっています。

 

今回は屋根材に使う材なので、SPFでもPのパインを選びました。

松はクセはありますが粘りがあり、屋根材には好んで松系が使われますし、

古民家でも小屋梁に松の丸太が使われています。

 

ツーバイ材でも同じではなくて、その材種によって特徴があるんですよね。

そのパインをお化粧しました。

製材って矩がでているので、緊張感がでてきます。ですのでワザと面を崩してラフに仕上げるのです。手間ですがこれも丸太との相性なんですね。

 

今回は色をのせるので、元々ツーバイ材に施してある表面加工をベルトサンダーで落として、塗料が均等にのるように磨き直しました。

これで、丸太材と仲良くやれそーですね(笑)

 

製材って、なんでもそのまま使えそうですが、意外やそのまま合わせるのは大変なんですよねー状況に合わせてこのように崩してつかったりします。

 

さぁ次は、問題の塗装に入りますーー

今回はチョット森に映える赤系統をチャレンジ。

 

店の色見本で良かった「サンセットローズ」を選んでみました。

イメージは「あずき色」に近づいてくれれば狙いとなりますが。。。

「ナンカ、ちがう!?」赤が強い感じです。

また乾いていないからなのでしょうか!?

これから色あせると落ち着いてくるのでしょうか!?

 

こころに少し不安も持ちながらも、先に進めました(汗)

 

塗装は「刷毛で塗っては、拭きのばす」の繰り返し。 

古いですが「ベストキッドのダニエルさんのワックスがけ」の要領です(笑)

好みもありますが、この方が木目が浮き出て、質感を損なわずに仕上がります。

落ちついてくれば「あずき色になってくれるだろーか!?」

ホント、塗料の選択での冒険って難しいー(汗)

 

期待を胸に、次回は屋根の下地を一気にやっちゃいます。