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森の風呂&トイレ小屋④


待望の晴れの今日は、遣り方に入ります。

 

小さな小屋でもあり、大地を気遣って掘っ建て工法で建てていくので、

遣り方も必要最小限のカナリ簡素でいきますよー(笑)

 

デッキ端を基準に寸法を追って、水糸を引いて、柱位置を定めていきます。

普段なら基準の穴の深さを決めて、その底面から寸法を押さえていくのですが、

 

今回は大地を極力イジリたくないのと、各地点で掘れる深さがマチマチなので、

「適宜な深さの穴を掘る→柱の仮置き→FLを決めて→柱の加工」

この流れで作業を試みてみます。

 

一方穴掘り中に、柱の先を炭化させておきます。

これにより定着がよくなるのと、防腐の効果を期待します。

一見ヤバそうですが、イイ感じに炭化できてます。

表面は炭化してるのですが、内部までは入っていないのです。

 

そもそも一定厚炭化すると、それが逆に被膜となって、それ以上の炭化が急激には進まず、防火の効果をするんですね。これを「燃えしろ」っていうのです。

 

都市にログハウスが建てられるのも、

こうした木材の性質を生かした防火性能があるからなのですね。

 

「ガッテン!」が聞こえてきたトコロですが、作業はまだ残っていましたね(笑)

穴掘り8カ所と今回もカナリの重労働でケッコウ土がでました。

 

その土は、土嚢袋に入れておきましょうー

掘った穴に、いったん柱を仮置きする際、倒れないように土嚢留めに使えます。

 

こんな土嚢袋の使い道で、一人でも作業ができるのですね(笑)

 

そして各柱の垂直を合わせたこの状態で、

水盛管を使い、基準高さを柱に写し取ってから「FL決め」しました。

仮置きの状態ですが、柱が建つと「建築」って感じがしてきますね!

曲がりやクセのある丸太を使ったのですが、それもナンだかイイ感じです(笑)

 

次はチェーンソーワークに入りますー