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きこりの丸太デッキ④


本日も春の晴天! ログ作業日和です!

 

さぁ、今日から丸太を刻んでいきますよー

早速チェーンソー持って始めていきます!

 

まずはシルログの加工からはじめていきます。シルとは土台の事で、これから基礎束に定着するようにシルログを刻んでいきます。

「っん!?バーが入っていきません!」

 

本来だとチェーンソーのバーをすべらせて平引きしていくのですが。。。

この皮むき材の乾燥ヒノキ丸太は、縦引き出来ないほどカナリ硬いのです。

 

これは驚きの体験!ヒノキの秘めた力にちょっと感動。

 

それでも作業はリセットできないので、基本に戻って刻みを再開です。

まずは無数の切り目を入れて、それをゲンノウで叩き取り除いていきます

その上でブラッシングして、木っ端を除いて粗方平面を出してみました。

こんな感じで対応ができましたねーー基本はいつでも大事ですね!

 

そしてサンダーを使って、平面に仕上げていきます。

磨いていくとキレイな年輪がイイ香りとともに現れてきます。

ヒノキの心材はさくら色、辺材の白太とのグラデーションが上品なんですね!

 

晩春の晴天の下、いまいちど桜を愛でるかのように、ヒノキと対話します。

平面を出す際は、膨れやワレを考慮して、凹型にします。

丸太では、このように丸太の変化を見越しての、加工処理が多いのですね。

 

生木を扱うログワークならではです。木が生きていることを常に意識しますね。

 

こうしてシルログとなる丸太と会話を済ませたら、

束基礎に設置して、土台を完成させていきます。

9mともなると、相当に重い丸太。

けれど、このように天秤にしていけば、一人でも長モノが扱えます。

 

豪快にこの巨大なシーソーを操るのが、またオモシロイ!

 

そのために加工場所の位置や向きなどが大事なんですよねー

これを怠ると後でエライ目にあいます(笑)

しっかりと基礎束据わってくれて、シルログが納まってくれましたね。

 

丸太が森に映えて、イイ感じです!