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丸太の皮むき


丸太の集積の終わったところで、

皮むき林で丸太の皮むき作業ですー

 

木を倒したので、グッと明るくなりましたね。

日も入るようになり、今日は気持ち良く作業ができそうです!

皮むき作業って、カナリ地味なんですけど好きなんですよねー

 

皮むきは手作業なので、一本一本丁寧にドローナイフではぎ取っていくのですね。

「シュッ、シュッ」っと音とともにシブキが飛んできます。

 

それが、森の静けさの中で丸太と会話をする時間という感じですかねー

この身体を動かしながら、自然を感じる一体感がナントも良いんですよ。

残念ながら、皮むき材は乾燥しているので、ちょっと具合が違いますが(苦笑)

また生乾きだと皮むきが結構タイヘンなんです。

 

一方で、この時期の生木(杉)は、

甘皮部にたくさん水を保っているので、皮むきがラクチン!

スーッと一本刃を通して、あとはキレイにペロンと剥けちゃいます。

 

丸太の表皮がみずみずしく光って、木が水を吸い上げているのが分かります。

この水分は甘くてキクイ虫が大好きなんですね。

ですからこの時期に倒した丸太は早めに皮むきをしたいとこなんです。

キレイに剥けた皮は、乾燥させてリサイクルして使おうと思いますー

 

この皮むき林は、杉とヒノキの混合林。

 

ヒノキの皮むきをしてて気づいたのですが。。。

「あまりカビもなくて、また虫食い跡がなく、キレイな表皮なんです!」

観察してみると、前回の皮を剥いていたところから、

透明の樹液がバリアするように固まっていました。

 

カビも虫食いにもなりにくい、ヒノキは杉よりも皮むき間伐材として適してるかもしれませんね。またこの環境下における材としての耐朽性はありそうですね。

 

ちなみに杉は、カビが生えて、ちょっと虫食い跡があったんですよねーー 

 

今回、個人的にヒノキの皮むき間伐を扱うのは初めてでしたので、

ちょっとそんなうれしい発見(会話)が出来ました。

長モノを8本皮むきして、本日の充実感ハンパないです。

気づけは日が暮れかけていました(笑)

  

丸太を扱うこの爽快感と充実感! 今夜もビールが最高です!(笑)