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裏山再生②


裏山での実験と考察はまだ続きますー

パサパサがある裏山の西側(当初は竹藪)の斜面で、水を撒いて実験開始っ!

 

シャワーの水が水みちをつくって、その水みちを辿っていくと。。

ピット(クボミ)に吸い寄せられていきました。

 

保水力のないパサパサの斜面には、こんなピットがいくつも存在していました。

偶然か必然なのか、それらのピットの上に、自然に出来たとみられる落ち葉の塊りが溜まっているんです。

 

「これはまた自然からのメッセージなのかぁ~!?」

 

なにかピンときたので掘ってみたら、意外や掘れるや掘れる!他のパサパサ斜面は、硬くて移植ごてが入らないのだけど、このピットは柔らかいのだ!

ただ掘り出した土は、ネズミ色したグライ化したモノ。

この裏山の土壌が不健康な証拠であるわけです(涙)

 

ただこの実験の結果で、水はここに吸い込まれていく訳だから、地中で水が動いているのもこのピット下ということ?!

 

とまぁ、私ごとのメッセージの解釈ですが、

このピットは大いに使えそうです!!

 

その他のピットを探してみると、裏山の西側だけで20か所。

そのすべてに印をつけました。

「このグライ化している各ピットを健康な状態に改善していけば、

地中の水の通りが良くなって、裏山の再生が加速していきそうだ!」

 

っと、私の心も仮説も加速して(笑)

さっそく善は急げと、このピットを整備してみましたー

 

 

ピットの整備法

スコップ、移植コテを使って穴を掘ります(40㎝位を目安)

炭を穴の半分くらいまで満たします。

その上にバーク、落ち葉を穴の8割くらいまで入れて、

掘った土で盛り直して、完成!

 

 

こんな感じで、空気を入れ微生物の働きを促せば、

ピット環境が改善されて土壌の保水力が再生できます。

 

今回20か所ありましたが、ミニサイズだったのでホント楽でしたねー

腰も助かりました(笑)

 

ちょうど西側と東側の境となる裏山の大きなコナラの木。

土地神さまのお社もあるこのコナラの下にもピットが!

掘ってみれば、適当な湿り気があってフカフカの土。色も違うし、根っこが一面。

温かく空気も通るからでしょうか、幼虫が冬眠中でした。

 

「これが、イイ感じの土壌の姿なのかぁー!」

良い見本がこんなにも近くにあって驚いた!

 

「裏山全体がすべて悪い状態と頭で決めつけていたけど、しっかり確認もせずに結論づけていた自分。。」

 

「自然を相手には方程式どおりにはならない」

 

実験と考察をして結構なことが分かってきた。

そんな自然からのメッセージを、すこし体認できた良い一日でした。