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かたむき矯正


先日、筋交の処置はしたのですが、やっぱりちょっと心配。

という訳で、今日は傾き矯正にトライしました。

 

まずは、現状確認。

水平器で柱の傾きをチェックしてみると(※上写真)

 

「マジ、傾きハンパない!」(苦笑)

 

築100年。こりゃーかなりのコリですね。

古民家なので許容はしてるのですが、最悪のシナリオに備えて、

やはり応急程度でも矯正をしておきます!

 

南側の軸線の傾きが著しいく、今回はこのラインをざっくり処置してみます。

 

いざ実践!

 

ひとり de 矯正DIY

まずは柱に「さげふり」を設置して上部と下部での傾きの差を測ります。

 

こんな感じで測ると、上部で48㎜下部で10㎜。

東側に38㎜の差で傾いているのが分かりました。

次に、傾きを直したい面の対角線になる上部と下部の端部、すなわち東側の梁と西側の柱の根本に「スリング」を設置し、「荷締めベルト(ガッチャ)」をスリングに装着しました。

そのガッチャを締めていくと、柱上部が起こされ傾き矯正がされるという仕組み。

 

矯正処置後、さげふりの数値を測り直してみると。。。「あれっ?15㎜!?」

なんと!5㎜しか矯正できていません(汗)

安価なガッチャでは、締め付けが弱いようですね。

まぁ、応急的ですがこれでも効果は少しは期待できそうです。

 

今回も原始的なアプローチで、誰でも楽に矯正DIY出来るはずでしたが。。。(苦笑)

ただこのままでは終れません!こんどは「チルホール」で挑戦してみます!