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里山の上水と下水のこと


とてつもない工事費用が計上され、今日も水道工事計画の検討中。

 

都会での暮らしは、個々で水のリサイクルするのは難しい。だから、お金を払って上水を引いて下水は浄化槽で処理することに、なんら違和感が無かったし、上下水は役所の仕事だと考えていた自分。

 

実際に水道工事を考えて見積り依頼してみて、「里山に上水を引くということ、そして下水を排出するということ」は、実に大きな社会的課題と直面していて、自然にも人にも大変な負荷をかけているんだなぁーと実感です。

 

もともと里山は、水があるから、人が集まり、生活ができたのだ。わざわざ、里山に水道を引く必要があるだろうか?そんなことを考えさせられる。さらに、工事規模が都会よりも大きくなるために、費用がかかるらしい。

 

都会よりも環境にハイ インパクトで、工事費用も上がる。

里山に都会のインフラをそのまま持ってくる必要があるだろうか?

 

里山くらしの準備に当たって、水の問題に直面しているのは、必然のことと感じる。都会のシステムとはまったく違うのであるから。

 

この里山でも、先人が水のリサイクルをしてきた。

山からの湧き水を、集落での水道として、自然の資源を共有してきた。また、汚水は作物の肥料に再利用していたし、生活雑排水もケミカル品を使わずに環境に配慮して管理してきたのだ。

 

これをすごくいい機会として、自分たちも、水のリサイクルに関して、積極的にやっていこうと思う。初めての事で、勝手も分からずどうなるかわからないけど、できる範囲で計画を練り直していきます。